いのちの力
2月の3日に、長年ケアに入らせていただいたALSの支援者様が身罷られました。しばらく呆然としていました。やっと今日このように書き込み書かせていただく次第です。
一人の方が亡くなるとはこんなに大きな穴が開くのだということが身に沁みています。ここ数年は文字盤も私には読めず、意思疎通もままならない状態でしたが、ものすごくその方に支えられていたという事実、その方の存在そのものが、心の穴として実感されるのでした。
寝たきりであっても生きているということは本当に大きなエネルギーが動き、交流し、活発に活動しているのでした。このエネルギーはむしろ、日常生活 特に仕事などで忙しいときは見失って見えなくなっているのです。生命のエネルギーを忘れて経済活動にアクセスしなければならないこの世は本当に くるっているというか、変なところでだと思わざるを得ません。
肉体を脱いだ あの方は いま 自由に 魂となって 飛翔されておられるでしょうか。
島で育ったという あの方の魂は 今 帰りたがっておられた故郷の美しい島に戻って 青い空、青い海を堪能しておられるでしょうか。
美しい海や島の風景を見ると、いつもあの方とともにいる自分を感じる私です。数年間夜勤に入らせていただき きついこともありましたが鍛えられることも多く、豊かな時間を過ごさせていただき、本当にうれしかったです。ありがとうございました。
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